置かれた場所でゆるゆると。暮らしているんだと思います(笑)

ヒト・くらし

石坂 真由美さん
出身:石川県七尾市
個人事業主/(株)七尾街づくりセンターのチアリーダー

「今後の七尾に関して何か想いなどはございますか?」
「想いですか?・・・・あんまりないですね(笑)」
「石坂さんの野望ってございますか?」
「野望 !?!?」
「はい」
「・・・・そうですね・・・野望ないです(笑)」
「こんなことしたいなという石坂さん自身の夢はございますか?」
「夢もないです(笑)。ほんとになんか置かれた場所でゆるゆると暮らしているんだと思います」
「なるほどですね!!」
「私って想いとかほんとないので取材対象にはならんかなって?(笑)」

終始、『こんな感じで大丈夫ですか?記事書けそうですか?』と、こちらの心配をして下さる優しさ溢れる石坂さん。そんな石坂さんだからこそ、より一層インタビューをしてみたい。はりきって記事を書かせて頂きました。

七尾弁でいうと『あたわり』って言うんですけど

現在、個人事業主として(株)七尾街づくりセンターのチアリーダーとして活動されている石坂さん。大学進学の際に、一度七尾を離れて京都へ行ったが、就職氷河期の当時も、運良く七尾で仕事が見つけられた事、また仲の良い友人がたくさんいた事もあり、あまり抵抗なく七尾に帰ってきたという。

しかし『七尾が好きだったから!!!』という訳でもなかったらしく「やっぱ七尾っていいなと思うようになったのは40過ぎてほんと最近なような気がします。なんていうんだろう、確かに自然も綺麗だし、食べ物も美味しいんですけど、当たり前すぎてその良さって、有り難みを感じないというか、わからないんですよね。

今になって思うと多感だった時期は、すごい豊かな生活してるのにそんな七尾での生活が嫌だったというか、つまらないなって」  

現在は、七尾の街で暮らしていくことが自身の『あたわり』だと感じているという石坂さん。周りと比べて想いや、こだわりがなく、特に街づくりがしたいという訳でもないという。

「でもなんか適度に仕事でも生活でも普通に楽しくやっていけるというか(笑)。こうじゃなくちゃダメ!!とかそういうのは全くなくて、置かれた場所でそこそこ楽しく。街づくりがしたいとかいう熱いものもないけどなんか気がついたら街づくりにずっと関わっているみたいな」

※あたわりとは方言で、運命や巡り合わせという意味

みんなを応援することが好き 役職:チアリーダー

石坂さんは主に、(株)七尾街づくりセンターでブログを書いたりなどの情報発信や、移住者の方向けの空き家の発掘業務をされている。みんなを応援することが好きだという石坂さんの役職はチアリーダーだ。

この『チアリーダー』という役職は、名刺交換の時、会話のきっかけにもなるという。ちなみにチアガールの経験はないらしい。応援してくれる人がいるからさらに頑張れる。素晴らしい役職だ。

ちなみに私も今回七尾での移住者にインタビューをさせて頂く上で、初対面にも関わらず石坂さんにはとっても助けて頂いた。優しさが溢れる応援をしてくださるのが石坂さんだ。七尾には応援してくれる方が多い。

子育てにはいい七尾

子育ての面では、待機児童がいなくて、産後数ケ月で子どもを保育園に預けることができ大きな病院(総合病院)が二つもあり、子どもにかかる医療費も高校までは還付があったりなど、七尾は子育てしやすい環境だと思う。

子供が大きくなると七尾を離れてしまう。でも一度は七尾を出るのもいいんじゃないかなと石坂さんは話してくれた「一回出た方が七尾の良さってわかるんじゃないかなとすごい思いますね。やっぱりずっと住んでるとそんなものだと思いますよね」

しかし、課題は若い人たちが出て行って、七尾に帰ってこないことだという。「七尾に何もないと思って出るんですよね?きっと若い子は。そうじゃなくて自分のふるさといいとこなんだぞってことに気づけたらいいなって。出て行ってもいいけど、帰ってこれる場所であってほしいって」

あいかわらず七尾やよね!!! 守りタイプ:石坂真由美

街づくりセンターに集まる人は本当に個性が強い人が多いから自分ってつまらんな~ってすごい思います(笑)と話してくれる石坂さん。攻めタイプが多い中、自身は守りタイプだという。「なんか『変わる、変わろう』って風にいうけど、私は結構変わらないところもあっていんじゃないかなと思うので(笑)、あいかわらず七尾やよねっていう感じのところもあっていいんじゃないかと思うので、キャッチャータイプです。きっと」

街づくりに関わる人の中ではピッチャーが多い。豪速球ストレートで勝負している方がいれば、いろんな球種を使い分けて勝負している方もいる。安心して球を投げられるのは、支えてくれる石坂さんみたいなキャッチャーがいるからこそ。

今回取材をさせて頂いて七尾は攻めと守りのバランスが非常にいいチームだなと感じています。石坂さんはチアリーダーとして応援してくれながらも、自身もプレイヤーとして全体を見渡せるポジションで活躍しています。そんな石坂さんを支えたい人、応援を必要としている人、また、空き家を探している人、ぜひ七尾街づくりセンターまでご連絡ください。あなたも七尾のチームの一員に加わってみませんか?


フォトライター 宮本一輝(石川県小松市出身)
インスタグラム:ciao_vamoskazu

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